北陸3県議会議員研修会

漆原氏の講演

1月18日、北陸3県議会議員研修会が金沢市で開催され出席した。西日本旅客鉄道株式会社理事の金沢支社長 漆原 健氏が「北陸新幹線開業に向けて 2024年春 金沢~敦賀延伸」と題して講演された。その中の幾つかを記す。

新幹線開業による利用者数の増加(開業前と開業後1年の比較)を5つの新幹線で比べると、北陸新幹線が最大

・東北新幹線(八戸・新青森間) 約1.23倍
・九州新幹線(博多・熊本間) 約1.37倍
・九州新幹線(熊本・鹿児島中央間) 約1.65倍
・北海道新幹線(新青森・新函館北斗間) 約1.64倍
北陸新幹線(上越妙高・糸魚川間) 約2.95倍

敦賀延伸後の所要時間の短縮

・福井~東京 3:15 ⇒ 2:53(△0:22)
・富山~大阪 3:04 ⇒ 2:30(△0:34)

敦賀延伸により、北陸主要部が1時間圏内

⇒ 宿泊・飲食・物販など北陸圏内での消費増加
⇒ 北陸圏内での滞在時間延長

大阪延伸

・現在の開業想定 = 2046年(北海道新幹線札幌開業後着工、想定工期15年)
北陸新幹線建設促進同盟会等による国への要望 ⇒ 2030年頃までの1日も早い全線開業

大阪延伸が2046年か2030年かは、とてつもない差だ。総力戦で短縮を勝ち取ろう。