山村の維持と多面的機能の発揮に向けて要望活動

新田知事に要望書を手渡す
冒頭のあいさつ

1月13日、県議会山村振興議員連盟による令和3年度山村関係事業予算要望を新田知事に行いました。会長を務めている私は、冒頭次の様な事を述べました。

山村の有する水源涵養、県土保全、健康保養、2酸化炭素吸収等の多面的機能は県民に広くその利益が享受されている。しかし、山村の現状は過疎化、高齢化が進み集落機能の維持が困難になろうとしている。国はこの多面的機能を重視し相当充実した山村関係予算を用意している。県は、国予算の活用と県予算の投入により山村の維持と多面的機能の活用にしっかり取り組んで頂きたい。特に、多面的機能支払交付金は当初予算において必要額の確保を是非お願いしたい。また広く県民に対し山村の価値の普及啓発を図って頂きたい。ウイズコロナ・アフターコロナ社会や脱炭素社会に向け山村の価値はより増していると思う。

要望項目は全32項目で、今回、新規に次の事項を盛り込みました。

  1. 森林の観光活用や森林セラピーの促進による地域活性化の取組み
  2. 地域課題の解決のため、5GやAI等の新技術の速やかな普及展開
  3. 鳥獣害対策として捕獲強化と鳥獣専用焼却施設整備の支援
  4. ツキノワグマの駆除の強化等人身被害防止に万全を期すこと

新田知事からは、山村の有する多面的機能(価値)の発揮は重要であり、要望事項に対ししっかりと取組む旨の発言がありました。