県議会山村振興議員連盟で南砺市、氷見市視察 ー ICTと人の力の再認識

8月17日、富山県議会山村振興議員連盟は、南砺市及び氷見市を訪れた。

南砺市では、最初に、小坂営農組合の「ICTによる農業の生産性向上の取組み」を視察した。当組合は、スマート農業を積極的に導入し、育苗ハウス管理、ほ場管理、水管理、耕起・整地・移植・収穫のデモ機による検証等に取り組んでいる。

小坂営農組合のICTによる水管理

次に、トレボー(株)のワイナリーを訪問し、中山社長から、ワイナリーの誕生ストーリーや「立野原コード・ドール構想」について説明を受けた。中山社長はとても情熱的だ。

中山社長の熱い説明

南砺市の2つの視察先は、となみ衛星通信テレビ株式会社と連携し、IOT、AI、5G等最先端のICT技術を導入している。地域DX実現に向けた同社の役割は大きいと思う。

午後からは、氷見市熊無地区と久目地区を訪問し、住民主体の地域づくりの実践を視察した。熊無地区では、ろんくま移住計画の取組みや国重要無形文化財の藤箕伝承館での藤箕製作現場、お休み処くまなし等を視察した。

熊無籐箕伝承館での製作現場

次に、久目地域づくり協議会か管理運営する久目地区交流館で、河原協議会長から地域活性化に向けた取組みや地域おこし協力隊の伊藤さんから活動状況について説明を聴いた。

久目地区交流館での久目地区地域づくり協議会の説明

今回の視察を通して、農山村地域活性化には、ICT技術が果たす役割と地域人材の大切さが重要な二つの柱であることを再認識した。