アプローチの違い
富山県のブランド戦略は、「寿司と言えば富山」をフックにして一点突破、とてもユニークです。ほぼ一年前、著名な方々が議論して打ち出されました。
一方、長野県は、産学官民で構成された組織で丁寧に議論し、体系的な長野県ブランド戦略を作り、これまで10年間取り組んできました。
両県のブランド戦略のアプローチは真逆です。どちらがベターかは結果で判断するしかありません。長野県はブランド戦略により、産業ブランドにおいても、地域ブランドにおいても、県民アイデンティティにおいても、確かな成果を挙げてきました。
富山県の「寿司と言えば富山」戦略がブランド戦略として成功するかどうかは、やり切るかどうかです。特に、富山県ブランド戦略推進本部を構成する知事、副知事、全部局長が一体となって本気でやり切るかどうかです。2月15日に開催された県議会ブランディング戦略特別委員会で、私は、この様な問題意識で質問しました。