農業農村の将来
8月5日、東部土地改良協議会は、宮崎雅夫参議院議員を講師に研修会を開催しました。宮崎氏は、農業農村整備を取り巻く情勢について、改正食料・農業・農村基本法をベースに話されました。
世界の人口増加、日本の食料自給率38%、地球温暖化の進行等を背景に、改正基本法の基本理念に、❶食料安全保障の確保❷環境と調和のとれた食料システムの確立が新たに盛り込まれた事や食料の持続的な供給に要する費用の考慮(持続的な供給に要する合理的な費用を考慮した価格形成に向けた、関係者による理解の増進、合理的な費用の明確化の促進)の具体化が今後の課題である事について述べられました。また、土地改良関係では、❶農業生産の基盤の整備に加えて保全が加えられた事や❷農地の保全に資する共同活動の促進も追加された事に触れられました。これからの土地改良事業を考える貴重な研修会でした。