教育議論の民主化

12月21日、自民党議員会の「富山県教育の未来を考えるPT」は、新田知事、荻布教育長他に対し、「県立高校再編に向けた考え方(中間整理)」を示し意見交換を行いました。強調した点は、❶小規模校であることをもって、即統合の対象とせず、徹底した特色化や魅力化を進める必要性、❷キャンパス校化や統合の検討を行う場合でも、あらかじめその条件を明示する方法等を検討すべき、❸県内4学区に「地域協議会」を設置して、学区内での議論を踏まえて結論を出すこと、の3点です。

私は、❸点目を強調しました。この点は、前回の再編議論の教訓です。愛媛県や長野県では、丁寧に地域と県教育委員会が意見交換を重ねて結論を出しました。要は、地域関係者を信頼するかどうかであり、教育議論の民主化が問われていると思います。ただ、今回の意見交換では、噛み合わない印象を受けました。