世界標準の鉄道政策を学ぶ

中川 大氏の講演

5月25日、自民党議員会は、富山県地域交通政策監の中川 大氏を講師に招き、「富山県の地域交通の現状と将来について」のテーマでお話しを聴いた。ポイントと思う点――

■日本の公共交通政策と世界標準の公共交通政策との基本的な考え方の違い

〈日本〉目指すのは採算の最大化(経費の最小化)。自治体は負担するとしても「赤字補填」
〈世界〉目標は社会全体の利益の最大化であり、「カーボンニュートラル」・「SDGs」・「都市の活性化」が最重要要素。公費負担の理由は「市民の利便性向上と社会的利益の増進」

■鉄道利用者の伸びている具体的な要因

「ダイヤ改良等による利便性向上」、「車両更新」、「計画的な基盤整備」、「情報案内システムの画期的改良」「様々な運賃施策」などを「政策として」実施していること。

■これからの富山県の公共交通政策

○目的の明確化-社会効果の最大化
○喫緊の課題は利便性向上-運行本数の確保とダイヤのパターン化
○公費負担の考え方-サービス水神を設定して、行政の責任で遂行するPSO(Public Service Obligation)の考え方