小規模校こそ魅力を


高校再編の議論が進行中です。現在34校ある高校を3期に分けて再編を行い、令和20年度頃に20校程度に再編しようとする「新時代とやまハイスクール構想」実施方針(素案)に対し、様々な観点から議論がなされています。私は、9月4日の教育警務委員会で、1学年3クラス以下の小規模校について、全く魅力が感じられないと主張しました。素案では、令和15年度頃の第2期再編で東西2校ずつ計4校の小規模校を設置することとし、その学校像を「全員が主役の学校」「地域が教室」「特色ある部活動」「深まる仲間との絆」等としているが、そこには、全国の小規模校で取り組まれている、海外留学や大学との連携や他県の高校との連携等外に向かっての視点が無く、果たして中学生が魅力を感じるだろうか極めて疑問を持ちます。更に、小規模校になるであろう高校は、早期に将来ビジョンを定め、それに向かって進んでいかないと、生徒減で令和15年度までに持たない高校が出てくることも考えられると指摘しました。